恋  心  コ イ ゴ コ ロ  。  
 
 
 
 
 
 
眠れない夜は、そっと貴方の事を想う………
 
 
 
「眠れないなぁ……」
 
 
レナは何度も何度も寝返りを打ち、寝れそうな体勢を探す。
だが、眠れない夜は結局どんなに頑張っても眠れないのだ。そういう時は、ただ目を閉じているしか方法はない。
 
 
 
「圭一くんは、今はぐっすりと夢の中なのかな。……かな」
 
 
 
今日もとっても楽しかった。
たくさん笑ったし、たくさんはしゃいで、今日の部活も盛り上がった。
今日の最下位は、梨花ちゃんだったんだ。それで、今日の1番はレナだったの!
それでね、それでね、梨花ちゃんにかぁいい服を着せて……もうとってもかぁいくて、お持ち帰りィイー!だったの。
 
 
 
 
 
あと、帰り道は、圭一くんと2人きりで……。
 
 
 
 
 
「くそー!明日は絶対俺が勝つからなっ…覚悟しとけよ、レナ!」
「レナだって、2連勝にするんだよ…だよっ」
「絶対明日、俺が、レナを最下位にして、かあいい服着せてやるからなぁ〜?」
「圭一くんなんかに負けないもん!圭一くんにこそ、着せてあげるよ」
「へへ、明日が楽しみだなぁー!」
 
 
その時、少しだけ圭一くんと指先が触れたの。
 
 
「………っ」
 
 
すぐに離れたけど、触れた指先がじんじんと熱を持ってた。
 
圭一くんも少しだけ恥ずかしそうに視線をずらして。
 
 
 
 
 
 
 
もしかして、これが恋………なのかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「はぁ……寝れねー」
 
 
圭一は、ガバッと布団から起き上がりため息をつく。
眠れないのだ。俺は見事に、無理に寝ようと意識すればするほど眠れなくなる悪循環にハマっていた。
 
 
再びゴロンと寝転がり、ただただ天井を見つめる。
 
 
「レナは、今頃ぐっすり夢の中なんだろうなぁ………」
 
 
羨ましいぜ。と、心の中で思いながら笑った。
レナのことを考えると、何故か心が優しい気持ちになれる。レナの笑顔を思い出すと、心が温かい。
 
 
 
 
今日の部活も楽しかった!
だけど、やっぱり今日一番印象に残ったのは、レナとの帰り道だ。
 
 
ちょっとだけ手が触れた時、瞬く間にレナの顔が赤くなったんだ。
それで、俺の顔もつられて赤くなっちまって……
レナは基本的に、そっち方向には物凄く弱いのは分かってたけど、あそこまで赤くなるのは珍しい。
 
…そんなレナにドキドキしている自分が居るのだが。
 
 
 
 
 
もしかして、これが恋………なのだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お互いがお互いの事を考えている。
 
 
それは、とても幸福な事。
 
 
 
 
 
 
昼間の疲れのせいか、しばらくすると2人は深い眠りにおちていった………
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「おはよう、圭一くん!」
「レナっ」
「昨晩はよく眠れた?レナは、あんまり眠れなかったんだよぅ」
「えっ?俺もだぜ。何か寝付けなくてな……」
 
 
 
お互い顔を見合わせて笑った。
あぁ、そうか。やっぱり、私達って似てるんだね……
 
どうしてかな、かな。
まだ、そんなに長い時間一緒にいる訳ではないのに…まるで、何十年も何百年も一緒に過ごしたみたい。
もしかしたら、前世とかで会ってるのかな?
 
 
もし、前世で会っていたら……
 
 
その時も、私は圭一くんに恋していたのかな。
 
 
 
 
 
 
 
「今度寝れなかったら電話でもしてくれよな、俺飛び起きてレナの家まで走って添い寝してやるからよ!」
 
「ええぇ!?でも絶対、圭一くんはレナが電話しても起きないもんっ」
 
「そんな事ねぇって!っていうか、添い寝はOKなんだな!?」
 
「はうぅ〜…」
 
 
 
 
 
 
 
毎日顔を合わせて、笑って、楽しくて、嬉しくて、
 
こんな日々が毎日続けば良いと思う。
 
 
 
圭一くんと一緒に、未来を生きていけたら良いと思う。
 
 
 
 
 
 
「圭一くん………」
 
 
「ん?どおした?」
 
 
 
 
「大好きだよ。」
 
 
 
 
 
(レナはね、きっと圭一くんの事がずっとずーっと昔から好きだったんだ。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




>>あとがき
 
最初に思い描いていたものとだいぶ違う結果に………
あれれ、ほのぼので夜眠れない圭レナを書くつもりが、最後の方とか意味が分からん(苦笑
 
これは、途中まで書いててもうどうにもこうにもならなくなっていたので、このままお蔵入りする予定でした。
でも、せっかく書いたんだから…と無理して最後まで書いたら意味が分からないことに…困りましたね(苦笑
 
多分、圭一もレナも初めて会った気はしてないと思うのですよ。
初めて会ったはずなのに、何処で会ったのか思い出せない
(他の違う世界で会ってるんだから、思い出せるはずはないのですが…)
だから、この話のレナは前世で会ったと思ってる、みたいなー(ここが意味が分からんところですね!)
 
圭レナは大好きなのに、全然上手く書けません……
練習あるのみ、ですね(苦笑
 
では、ここまで貴重な時間を使ってこんな駄目文読んでくださって、ありがとうございましたー☆
 
-2008.08.12-
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